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でも、絶対に ぼくはあのときの彼を忘れない。
「明智さんて、なんだかんだでインテリだよねー?」
甘ったるいパック入りのコーヒーにストローをぶっ刺しながらなんの気なしに言ってみる。
パックジュースは角を持たないとストロー刺した瞬間に先から出てきたりするから注意が必要だ。よし、大丈夫。
「インテリ…ですか?そうでしょうか?ただ若干神経質に見えてるだけじゃないですか?」
インテリと神経質が直結してるのかこのひとの頭ん中では。まあ世間一般ではそう遠いイメージではないとは思うけど。しかし「見えてるだけ」って言うからにはそういう風に見られてはいるけど自分ではあんまり認めたくないってことなのか?なんだそれかっわ。持病に神経性慢性胃痛持ってるくせに自分では神経質ではないはずだ!って思ってるってことでしょ。なんだそれかっわ。
なんだその「不本意です」って顔したいのを静かにこらえてる感じ。あーかわいい。
「ひとりのとき割と本読んで過ごしてるじゃない?なーんかインテリっぽいなー、と思ってー」
そう言われた後、一拍置いて息が抜けるみたいに笑う。あ、かわいい。こころのHDDに保存。完了。
「単なる時間つぶしですよ。流し読みですし。本文ちゃんと記憶してるのかもあやしいもんですよ」
「あー、乱読派の人ってそういうの多いらしいね。量はこなしてるけど、先月読んだ本の内容ろくに言えないとか」
「そうそう。私もひどいもんですよ。読んでたはずなのに『あれっ?なんでこの男はこの女にこんなに入れ込むようになってたんだろう』て思うこととかザラですから」
「あ、明智さん恋愛もの読むんだー」
「恋愛に主軸を置いた作品は読まないわけではないですが、そう多くはないですね」
「へえー」
すっと、体のどこかの温度が下がった。
うそつき。
ぼくは、しってるんだよ?
あなたがいつも持ち歩いてる文庫本、きいたこともない書店の名前の入っただっさいぼろぼろのカバーがかかったあの本が、太宰治の短編集だってこと。
その中の1篇が、強烈なラブレターだってこと。
最初は別に興味もなかった。でも、ぼくもものを読むのは嫌いなわけじゃないし、ひまつぶしと会話の糸口になるかな、くらいの気持ちで手に取った。
掌におさまってしまう薄くて軽い本だった。
1篇の長さもさほどなくて、これならさらっと読めちゃうかな、と思って読み始めた。
なかなか陰気で執着の強い作家だなあと思いつつ読み進めて、いくつめかの1篇で、鼓動が跳ねた。
『駈込み訴え』
その短編のタイトルには、そうあった。
ほとんど改行もされず、びっしりと文字で埋められた紙面。まずはそのビジュアルに圧倒され、さらに読み始めると息が詰まるような感覚を覚えた。なんだこれは。
それは、強烈な愛の言葉の羅列だった。
血を吐くようなその言葉たちに、肌が粟立った。
これは愛で、執着で、呪いで、憎悪で、憧憬で、嫉妬で、欲望で、やっぱり、愛で。
読み終わると、呆然とした。
なんだったんだ、これはいったいなんなんだ。と、閉じたそれをただ見つめていた。
どれくらい時間がたったのか、動ける余裕が戻ってくると、真っ先にそれをごみ箱に投げ入れた。
きもちがわるかった。
理解したくない、と真っ先に思ってしまった。
きもちわるい。
でも、ぼくはこれに似たこともよく知ってる。似たことも、似た人も。
「恋愛もの読まないわけじゃないんでしょ?じゃあ数少ない既読作品で、おススメとかある?」
「すすめられるほど印象深い作品には残念ながらまだ出会えていませんね」
「えー、そうなのー?いろいろ攻略の参考にしようと思ったのに~~」
ずずっと一気に甘ったるい珈琲を吸い上げる。茶番だ。
「あ、もちろん攻略対象は明智さんだからね!安心してね!」
茶番だ。
「はい。どうもありがとうございます。天下のアイドル様にお慕いいただけるなんて光栄です」
「あ~ひどいなあ~本気で言ってるのにぃ~~」
茶番。
「あ、そろそろ時間ですね。じゃあ行きますね。利家さんもほどほどに頑張ってくださいね」
「あーん、明智さんやっさしぃ~~~。あ、これって脈アリってことだよね!ね!!」
「お疲れ様です」
「つれないな~おつかれさま!おふたりさんにもよろしく言っといて~~」
なんて茶番。
硬いパイプ椅子にどすんと腰を落とし、思い切り背中を預ける。
毛羽立った文庫カバー、まだ変わってなかった。上の部分とか擦れてそろそろ破れそうになってた。
顔だけを机に押し付ける。
一度だけ、誰もいない部屋であの本を読んでいた彼を見たことがある。
ドア越しに姿が見えて声をかけようとしたけど、入れなかった。
泣いている気がしたから。
横顔だったし、しっかりと見たわけじゃない。でも、たぶんあれは、泣いてた。
手にはあの毛羽立ったカバーつきの本があって、ああ、また読んでたんだなって思った。
出せない手紙を読み返しているように見えた。出せない、出すつもりもないラブレター。
どんな顔してたんだろう。
見たはずなのに、うまく記憶を掘り出せない。泣いていた気がするけど、もしかしたら口元はわらっていたのかもしれない。
人間の記憶なんて、いい加減だ。
きっとひどい顔をしていたはずなのに、ぼくは、それをきれいだと思ってしまったんだ。
きれいなあなたを、ぼくはきっと忘れない。
きれいでみにくいあなたのことが、ぼくは
「なぁ…言えよ。おれのことが必要だ、って。なぁ。 嘘でもいいから、言ってくれ。そうしたら、おれが、ここにいる理由ができる。なぁ。おねがいだから、言ってくれ。なあ、海野。おれが、必要だって。おれは、ここにいなきゃいけない、って。おねがいだから」
「おまえは・・・・」
「いらない」
バチン と、頭の中で、音がした。
勢いよくスイッチが切り替わる。
目の前があかく染まる。
あかい、洛陽
血の色よりも、やわらかく、この身も世界も侵す色。
視界を、世界を塗り替える。言葉を発する前とは、確実に違う世界。世界が変わった、と認識した時にはもう遅かった。
勢いのまま衿を引き寄せ、そのまま地面へ投げつける
あかい地面に勢いよく背中を打つ。骨のきしむ音がする(気がした)
それでも海野は声を上げない。ちいさな空咳のような、空気の漏れる音が鼓膜を震わせる。
頭の芯がしびれてる。耳のすぐ近くでごうごうと音がする。風の音によく似た、轟音。
血の、音だ。
あかいせかいに横たわっているのに、その体はひどくつめたかった。
頬も、額も、手首も指もほの赤く染まっているのに、その色を裏切るように、どこもかしこもつめたかった。
耳のそばで聞こえるこの音は、海野にもあるのだろうか、とてもそんな風には思えなかった。
馬乗りになって、両手で頭を固定する。指先が髪にもぐると、ほのかに体温が伝わる。そこに血の気配を感じると、
泣きたくなった。
怒りと悔しさと腹立たしさとむなしさと悲しみと苛立ちと、更に、そこに見え隠れする嗜虐心。
声が聴きたい、泣かせたい、いや、泣かせたくない。泣かせたい、笑わせたい、怒らせたい、
忘れさせたい。
「忘れさせたい」この思考が浮上した時、自分の頭に、ぞっとした。ぞっとした、けど、同時に、ひどく興奮した。
ああ、そうか。だからおれは言わせたかったんだ。「お前が必要だ。今の自分に必要なのは過去のあのひとではなく、おまえだ」そんな風に勘違いできる都合のいい文言が欲しかった。
「……くれよ。なあ、海野。おれが、ここにいる理由を、くれ。なあ、おれは、ここにいていいよな?」
ひどくみっともなく声が震えた。髪に潜る指先に、震えながら力を込める。
頬が、ひどく熱い。
視界が歪む。目の前がうまく見えない。こんなに近いのに、海野の顔がよく見えない。
こんなに近いのに。指先には、確かにその存在を感じるのに、その存在は、ひどく、遠い。
「・・・・・・・」
空気が、揺れた。
「おまえが」
空気が揺れて、鼓膜が、ゆれる。
「おまえが、すきなら いればいい」
歪んだ視界の向こうから、平坦な音が届いた。
抑揚も、感情も、なにもない、平らな静かな 音。
耳もとの嵐が、ひどくなる。ごうごうと、おおきな音でその存在を主張する。
ゆるされてしまった。
ああ、おれは、ゆるされてしまったんだ。
「・・・・・ありがとう・・・」
その言葉は無意識にこぼれていた。
聞こえたその声は、ひどくみっともなかったと思う。もう自分ではよくわからない。
確かなのは、その言葉におれが救われたという事実があった、ということだけだ。
「運命、 だと思うんです」
男は、ぽつりと、だがよく通る声でそう言った。
セリフだけ聞くとひどくロマンチックなその台詞がまるで懺悔のように思えたのは 男の表情が見えなかったからだろうか。
「なーにを」
またわけわからんことを、と続けようとした。のに 言葉が続かなかった。
ほんの少しだけ持ち上げた無表情な顔を何故か「あぁ、泣いてしまう」と思ってしまったから。
虎徹は手にしていたコップの水を静かにひとくち飲むと、ことり、とテーブルに戻した。小さな動きにキィとイスがつつましく鳴く。
男はおそらく言葉を探している。降り積もる沈黙、本当は待つのは得意ではない。
目の前に大事なひとがいて、そのひとは今にも泣いてしまいそうな顔をしているのだ。今すぐにでも抱きしめて大丈夫だと言ってやりたい。抱きしめて頭を撫でて、キスして、いっそのこと何も考えられなくしてしまいたい。
だが、それではだめなのだ。だから、待つ。ただ 待つだけだ。
「僕は、本当は真犯人を、知っていたんです」
一瞬、何を言われたのか分からなかった。話の意図が読めない。
「知ってた…って、マーベリックの こと、か?」
「はい」
「まあ、確かに実際お前は事件を目撃してるわけだから知ってはいたんだよな、でもそれは記憶操作で」
あごをさすりながら言うと、途中で言葉を遮られた。
「そうじゃないんです」
意味が分からない。こんな風に意味不明なバニーは珍しい。首をかしげているとゆっくりと言葉が続けられた。
「虎徹さん、『ダブル』って分かりますか」
「ダブル?あーあの、能力複数持ちのNEXTのことだっけ?2つがダブルで3つがトリプル4つがクインテット?」
「4つはカルテットです。僕はダブルだったんです」
「へー、初耳。すげーなー。で、どんな能力なんだ?俺見たことないよな?」
「ええ、能力とはいっても主観的なものなので、発現させても他の人には認知できないんです」
「あらまぁ残念、で、主観的て、なに」
こいつは時々分かりにくい言葉を使ってくるのがよろしくない。決して俺がバカなわけでは、ない、ハズだ。
「僕だけにしかわからないってことです。僕がその能力で体験したことを話しても『それはお前の妄想だ』と言われればそれでおしまい、な能力。 僕はこれからその能力にまつわることをお話しします。ただの妄想だと言われてしまえばそれだけ、の話です」
「妄想じゃねえだろ。お前が妄想垂れ流して悦に入るようなドリーマーじゃない、ロマンチストのくせにリアリストだってことは俺がよく知ってる、て 知ってるだろ」
バニーの顔が勢いよく上がる。目を大きく見開いて、一瞬後に顔がみるみる赤くなる。赤い顔、困ったように小さく眉根を寄せる。
「長くなりそうだし、まあ座れ。それとももっとリラックスできるベッドのほうがいいか?」
冗談めかしてそう言うと口元が小さくほころんだ。その顔に、内心で小さくガッツポーズな俺。
「いえ、ここでお願いします。むこうでだと、きっと話が進まない」
「僕のもうひとつの能力は『リープ能力』です」
「リープ?リープっつーと、アレか?時間をとぶー みたいな?」
「はい、それです。体ではなく意識だけが過去に跳ぶんです」
へー、便利だな、と言おうとして言葉に詰まる。
「僕はある期間を過去に何十回、いや、100は超えたかな?何度もバカみたいにやり直してるんです」
だから本当は虎徹さんよりずっとおじさんなんです、とバニーはわらった。
俺は何も言えなかった。ましてや便利な能力だなんてこぼさなかったことを幸運に思った。
だって、何となく察せてしまったから。その「ある期間」がどこなのか、リアリストなこいつが現実をねじ曲げてでもやろうとしたことが何なのか。
「両親の死を、なかったことにする。ただそれだけのためにあのクリスマスをやり直しました。最初はクリスマスに出かけないという選択をしてみました。でもだめでした。現場を目撃した僕は記憶操作をされる直前に能力を使ってリープ。
犯人はマーベリックだと知ったのにやっぱりどこかあいつを信じたいと思う気持ちがあって、何度も同じことを繰り返しました。
何度やっても同じ結末になってしまうことを理解した僕は、次に クリスマスを両親と過ごすという選択をしました。外には出かけず、両親と過ごすことで何かが変わることを期待しましたが、だめでした。やっぱり同じ結末。
ホームパーティを開いても、外食に出ても、テーマパークに出かけても何をしても両親は死ぬんです。その度に僕は跳びました」
淡々と語るバニーは、もう泣きそうではなかった。
ただ、ひどくやるせない顔をしていた。やるせなくて苦しくて、誰かに詫びるようにただひたすら言葉を吐き出した。
「マーベリックにただひたすら可能な限りくっついていたこともありました。もうその頃には僕の中であいつは殺人犯という認識ができていて、怒りや憎悪を悟られないことに必死でした。必要以上に無邪気に振舞っていたと思います。
警察に駆け込んだこともありましたよ。もちろん。でもそれがばれて引き取りに来たのがあいつで。こっちはものの分別もつかない子供。あっちは社会的地位もある大人。どっちの言うことを信じるか、なんて、火を見るより明らかな上に僕の意図がばれてしまった。僕はおそろしくてその場でリープ。そして周りから守りに入ることが無駄だということに気づいてしまったんです。
元凶を削除しないとだめなんだ、と気付いたときはまるでつきものが落ちたようでした。ああそうか、あいつを消せばいいんだ。簡単じゃないか、って。すごくうれしかったなあ。やっと幸せになれる、って。
そこからはより慎重に計画を立てました。
まずは記憶操作をされないこと。これが第一でした。
そのためには記憶絵を消される理由を作らないこと。
だから僕は両親が殺されると分かっていても、知らんぷりをしました。
家に戻らずにマーサの家に行って一晩過ごしたんです。
翌日に両親の死を知らされました。ああやっぱり死んでしまったのか、と妙に冷静だったのを覚えています。でも周囲に不審に思われないために子供らしく泣いてみたりもしましたよ。
知ってますか?子供って、案外したたかなんですよ。ああでもあの時の僕の中身は子供じゃなかったのかもしれませんね」
何でもないことのように話す男が、ひどく悲しかった。
もういいから、と止めてしまいたかった。たのむからやめてくれ、と言ってしまいそうになる。
やめさせることは、できなかった。だから、せめて、と俺はバニーの手を、強く 握った。
「こてつ、さん?」
キッチンのテーブルに横並びで座って手をつないでいる男ふたりだなんて、なんともおかしな光景だ。
「つづけてくれ」
ただ、そう伝えた。
「僕はその後、マーベリックの庇護のもと過ごしました。奴を消すには知識も体力も必要だったので、体が大きくなることを待ちながら、どうやってあいつを殺すか考えていました。殺すんなら一瞬でなければならない、テクニックも必要だ。
そして、いつだったかな。17のときかな。両親の命日に計画を実行に移しました。失敗しました。記憶をいじられる前に、とリープしました。1週間かそこらのリープで済むと思ったら、
あのクリスマスの日に跳んでいました。愕然としました。どうしてここなんだ、と。
この小さな体では何もできない。また17まで待たなければならない。また、両親の死を知らんぷりしなければならない。また、あいつと何食わぬ顔で過ごさなければならない。また、また、また、と。
こんなことを何十回も繰り返してたんですよ。
そしていつも失敗するんです。ナイフを使っても鈍器を使っても殺せないんです」
黙って聞いている。そうすると小さく首をかしげるようにして、バニーは目を合わせてきた。
「虎徹さん、気づいてますか? このころの僕の目的が、『両親を救う』から『マーベリックを殺す』にすり替わっていること。
あきれたことに、それに気づいていなかったんですよ、その頃の僕は。だから」
言葉を詰まらせると、一気に男の顔が崩れた。
「だから、だから、僕は ただ、あいつを、殺すため、だけに
お父さんと お母さんを 見殺しに した」
バニーはみっともないくらいにぼたぼたと涙をあふれさせた。
「何度も何度も見殺しにして、何の益もないことを繰り返した。何度も繰り返すとね、疲れるんです。心が、死ぬんです。僕はどこか死んでたんです。もうこいつを殺すのは、神様が『無理なんだ。あきらめろ』といったような気がしました。そして僕はあきらめた。あきらめたのが今回です。今生きてる時間です。虎徹さんと出会った時間です。
リープ能力のことを思い出したのは、ついこの間です。真相を思い出した時に一気に記憶が戻ってきたんです。戻ってきたけどリープはできなくなっていました。原因はわかりません。
もう、両親を救うことはできないんです。でもあの事件がなかったらきっと僕はヒーローなんて目指してなかった。そうしたら虎徹さんとも出会わなかった。出会えたとしても、きっとこんな風にふれあえなかった。ごめんなさい。何言ってるのかわけわかんないですよね」
「運命、なんだろ」
つないだ手を、より強く握りしめる。
「バカだな、ガキんちょん時俺んとこ来たらよかったのに。そしたらあんなおっさんぶん殴ってやったのに。メガネなんて遠くにぶん投げたら焦点あわなくて記憶いじられなかったんじゃねえか?」
すこしだけわらってそんなことを言ったら、バニーは嗚咽を漏らして涙の上に鼻水までたらしながら泣いた。
「最低だとは、思うんです。 でも すべてが、あなたと出会うためにあったんじゃないかって、思うんです。自分を正当化するための都合のいい言い訳でしかないけど、でも…」
ぱたぱたと涙が落ちる。
握った手が熱い。
強く握るとその分強く握り返してくる。
「今度、俺もご両親に会いに行ってもいいか?
こいつは過去も今もこんなにがんばってます、立派に生きてますよって教えてやりたい。
あと、お前を生んでくれてありがとうって、話したい」
バニーはただ一度だけ「はい」と言った。
俺は、運命なんてもんがあるのかなんてわからない。
でも、こいつがそう言うんなら、こいつの中にはあるんだろう。
ただ、今はこの手の熱さと強さを運命と名付けておこうと思う。
ああ、運命ってのはあるよ。 ここに。